グレースケール画像をillustratorに配置すると、CMYKになる時の対処法(DTP編)

WEBはまだまだ未熟なので、細々〜とDTPの仕事をしていますが(こっちも、怪しいけど)、スミ1Cのデザインで、渡したPDFファイルをインデザインに貼ったら、グレースケール画像がCMYKなっているとの連絡があったので、その対処法をメモ。
大元のイラストレーターをチェックすると、こちらもCMYKになっていた。
元画像は、photoshopでグレースケールに変換して、チャンネルも一つなのに、イラレに配置したら画像がCMYKに変換!?。見た目がグレーだから、全然気づかなかったわ。
という事で、調べて修正しました。しかし、根本の原因は分からず(汗)

グレースケール変換手順(Illustrator

4色で作成されたデータを一括でグレースケールに変換する方法。
1:全てのレイヤーとオブジェクトのロックの解除。
2:画像は埋め込み画像にして、全てを選択
3:「編集」メニュー→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」(CS3〜)
  「カラーパレット」から「グレースケール」に変換も出来る

微妙な色具合は、この方法だと駄目かもしれん。。。

グレースケールの確認

「分版プレビュー」パレットを使用してグレースケールで作成されているか確認することができる。
1.「ウィンドウ」メニュー→「分版プレビュー」

2.オーバープリントプレビューにチェックを入れ、Black版を非表示にします

3.OKの場合→何も表示されない状態になります。

グレースケールPDF制作のルール

photoshop
クリッピングパスの[平滑度]は、0.2デバイスピクセルに設定する。
ICCプロファイルの埋め込みはしない。

illustrator
◎トリムマークは使用不可
◎「カラー設定」→プリプレス用を選択
  [カラーマネジメントポリシー]のCMYKは[カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)]を選択する

◎[効果]メニューの[ドキュメントのラスタライズ効果設定]の[カラーモード]を[グレースケール]に、[解像度]を[その他 350ppi]に設定する。

◎パターンを使用している場合は、分割・拡張を行う。
◎「オーバープリント」全てのオブジェクトにオーバープリント設定は行わない。 
Illustrator環境設定[ブラックのアピアランス]を以下の設定にして
◎「配置画像」
 画像は全て埋め込む。
 配置した画像には塗りの設定を行わない。
◎透明オブジェクトを使用している場合は、[アピアランスの分割]をした後[透明部分を分割・統合]を行い、
 分割された画像を選択してグレースケールに変換する。

↓以上もっと詳しい設定はこちら
「モノクロ)グレースケール)pdf制作ガイド」(PDF)