「あおによし」の意味|宿題

「青丹(あおに)よし・奈良の都は咲く花の
薫(にお)うがごとく・いま盛りなり」

和歌「奈良」にかかる枕詞。意味は諸説あるようです。

1.「広辞苑」によると、
「あおに‐よし【青丹よし】アヲ‥〔枕〕(ヨもシもともに間投助詞)「奈良」「国内(くぬち)」にかかる。奈良に顔料の青丹を産出したことが秘府本万葉集抄にみえるが、事実か伝説の記録か不明。一説に、「なら」に続けたのは顔料にするために青丹を馴熟(なら)すによるという。」

ちなみに「青丹(あおに)」の色は、日本の伝統色にありました!

#99AB4E(16進数)
R:153 G:171 B:78(RGB)
C:11% Y:54 K:33(CMYK)

で表される。奈良時代からの色だと思うと、なんだかとてもロマンがあります。

2.青丹の青は古代では緑、丹は朱色を表している。
平城京朱雀門や、春日大社などに見られる朱色と緑のコントラストをこの一言に集約しているとのこと。都が置かれていたころの奈良は青と朱の建物で美しい都だった様子が、青丹のよしの由来という説。

時代と共に、意味合いが変わったのかもしれないです。
1の方が、渋くて好きです。